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2006年 11月 第4週 「ダッカの少女」

低い天井のビルが連なるバングラデシュの首都ダッカの下町は、人の上に人が住み、人の下に人が住むように見えるほど、人で溢れています。世界でも有数の人口密度の高い巨大な都市の、下町の道路は夥しい人力車、三輪小型タクシー、車、トラックの間を多くの人が、行き交い、激しい排気ガスは甘い匂いで街中をスモッグで曇らせています。交通信号はほとんどない。人々は、幅、50mもあると思われる大きな道路を、巧みなタイミングを計って、信号の無い道路を渡っている。
そこから車で20分ほどの各国の大使館の集まった高級住宅地に私達の借りている、ゲストハウスがありました。
5LDKながら、各部屋の大きさが日本の3倍ほどある豪邸でしたが、家賃は5万円程と日本人には考えられないほど安いのです。
その地域を選んだのは、外国の大使館のある地域は、比較的停電が少なかったからでした。
そこには、2人の召使と2人のメイド、1人の運転手がいた。「すごいな、召使が5人もいる」メイドの一人はまだ15,6歳で、小柄で色は浅黒いが、きらきらと光る大きな目の少女でした。
15歳くらいで働くのかと可愛そうになりましたが、そのくらいで嫁に行く者も多いとの事で、格別、私達が感じるほど、特別の事ではなさそうです。
どうしても私の19歳の娘と比べてしまい、特別目をかけてしまいました。
ある時、台所から激しく争う声がしました。
どうしたのかと聞くと「この女が1000タカ(2000円)持っていたので、どうしたのかと聞くと、旦那から貰ったと嘘を言うので懲らしめていた」と言う。
娘の大きく見開いた目は涙で溢れていた。「確かに私が御礼としてやった」と言うと驚いた皆はそこを離れて行った。給料が2000タカ(4000円)くらいなのに、1000タカもっているのは確かに疑われても仕方のない金額でした。
現地の責任者からは、そんな金額は絶対にやらないでくれと強く言われました。
もしやるなら他の者にもやって欲しいと、全く正しい事を言われました。
いつも、私の身の回りの」ことをやってくれる御礼と簡単に考えて、行く度にわたしていたのです。貧しいスラムの子供で、父親が亡くなって、母親と2人の弟の4人家族と言う。
家族全員で働いて、やっと生活していると言う。
帰国するとき、持っているタカを全部いつもあげて来ました。醤油で煮しめたような、くしゃくしゃの札ですので、小さく、丸い団子のようにして渡しました。
触るだけで、手が汚れるのではと思われるような紙幣がほとんどでした。
ある時、娘の母親が御礼にと、マンゴーをかご一杯に入れて、13歳か14歳位の2人の弟を連れて、持ってきました。強いマンゴーの匂いが台所中に溢れました。
お母さんに話かけると、教養を窺わせる立派な英語を話します。以前小学校で教えていた事があると言うのも肯けました。
そして、目の動きを見ておかしいと思いました。
目がよく見えないのです。白内障と言う。全く見えないわけではなく、左目はだめですが右目はものの形は認識できると言う。1万円ほどの手術代が無い為、治療出来ないのです。何と言う事だろう。接待の昼飯代ほどの、お金が無い為、目が見えなくなるとは。
すぐ、5000タカ(1万円)を渡して、手術をするように言いました。
部屋に入ってお茶でもと奨めたのですが、どうしても入らず、台所から帰って行きました。
身分が低いので、遠慮しているらしい。
後ろ姿を見て、言いようの無い怒りが沸いてきた。「たった1万円で目が見えなくなるとは」
どうしてだ。何とかならないのか。激しい貧しさが、人々を押し潰している。 貧乏は悲しいものです。人間性を破壊してしまう。
チヨドリと言う大統領とお会いしたとき、元々、眼科医である大統領は「政府がやれば、3000円ほどで済む白内障の手術代が無い為、目の見えない人が、何十万人といます。日本が支援してもらえないだろうか」と言われました。
友人の医者が言っていました。今、白内障の手術は技術の進歩が著しく、非常に簡単になって、入院も必要ないほどと言う。
次にダッカに行った時、揃って挨拶に来ました。今度は無理やり部屋に通し、今度も持ってきた、喜びのマンゴーで、家族4人と召使達と私で、紅茶とビールでささやかなお祝いの乾杯をしました。
はっきりと、良く見えると言う。今まで見たことの無い、歓喜の光が目に宿っていました。私の顔を正面からしっかりと見つめ何回も御礼を言いました。嬉しいことでした。
バングラデシュでは、日本で考えられない簡単な病気で人々が苦しみ、そして死んで行っているのです。
少ないお金が、後進国では大きな意味をもっています。
私達にできる小さな事が、いくつかありそうです。
  

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番号

タイトル

掲示日

355 2010年7月第2週 「世界の進歩」 10-07-12
354 2010年7月第1週 「裸眼3D市場レポート」 10-07-05
353 2010年6月第5週 「ユーロの危機」 10-06-28
352 2010年6月第4週 「井戸堀」 10-06-21
351 2010年6月第3週 「台北 Computex.」 10-06-14
350 2010年6月第2週 「デジタルサイネージ2」 10-06-07
349 2010年5月第5週 「デジタルサイネージ」 10-05-31
348 2010年5月第4週 「新製品」 10-05-24
347 2010年5月第3週 「クレーム」 10-05-17
346 2010年5月第1週 「バッテリー内蔵LED電球」 10-05-10
345 2010年4月第4週 「パナソ\ニック 3D TV 発売」 10-04-26
344 2010年4月第3週 「DISPLAY 2010 SHOWを終えて」 10-04-19
343 2010年4月第2週 「DISPLAY 2010開催」 10-04-12
342 2010年4月第1週 「坂の上の雲」 10-04-05
341 2010年3月第5週 「3D 立体 ゲーム【A列車で行こう】」 10-03-29
340 2010年3月第4週 「3DGoogle Earth」 10-03-23
339 2010年3月第3週 「イスラム教とテロ」 10-03-15
338 2010年3月第2週 「中国のコシヒカリ」 10-03-08
337 2010年3月第1週 「新しい裸眼3D立体デスプレイ」 10-03-01
336 2010年2月第4週 「イラン、トルコと日露戦争」 10-02-22
335 2010年2月第3週 「渋谷パルコの3DとAR イベント」 10-02-15
334 2010年2月第2週 「AR〔拡張現実〕」 10-02-08
333 2010年2月第1週 「3D TV元年」 10-02-01
332 2010年1月第4週 「不正資金 賄賂」 10-01-25
331 2010年1月第3週 「新規上場と成長するアジア」 10-01-18
330 2010年1月第2週 「3D元年」 10-01-12
329 2010年1月第1週 「あけましておめでとうございます」 10-01-04
328 2009年12月第5週 「国家予\算」 09-12-28
327 2009年12月第4週 「革命防衛隊」 09-12-21
326 2009年12月第3週 「ドバイ ショック」 09-12-14

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