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2006年 6月 第4週 「金利が上がると」

全国の消費者物価指数はこのところ、97%、98%の水準を維持して、上昇の気配は見られません。特に東京都では96%台で推移しています。

完全失業率は5%を割って4.7%台になってきました。有効求人倍率は全国で1.0倍ですが、東京都では1.5倍になり、特に、アルバイトの確保が難しくなって単純労働の人材派遣業界は採用に苦労しています。

百貨店の売上高は2005年6月まで、スーパーの売上高は2005年11月まで、対前年比マイナスを記録していましたが以後、プラスになる月とマイナスになる月が交じり合うようになりました。しかし、消費支出は昨年11月にプラスになったものの、一貫して対前年比マイナスを記録してきています。10年以上この傾向が続いているのですから、日本全体の消費が如何に縮小してきているか、数字で確認できます。
国内の消費が落ち込んでいる分、輸出に依存する傾向が強まっています。

企業倒産件数は
2003年 16,255件
2004年 13,679件
2005年 12,998件
件数、金額とも減少してきています。

この様な状況にあって世界的に金利の上昇が言われています。
1.アジアの急激な工業化。
2.アメリカの景気の堅調。
3.インフレ懸念。
4.原油をはじめ工業原材料と農産物などの価格の急上昇。
これ等が総合的に作用して金利の上昇圧力になっているようです。

一時、アメリカの金利上昇打ち止めが言われ、円が大きく買われました。しかし、原油価格に引きずられたアメリカの消費者物価の上昇により、バーナンキFRB議長が利上げ継続を匂わせるに至り、楽観的な見方が崩壊し、円も115円台まで下落しました。

日本は10年間続いた日銀の超金融緩和政策が、3月9日の「量的金融緩和からの脱却」宣言により終止符を打ちました。バブルの崩壊に始った日本経済のノックアウト状態からの脱却が実現したのです。

景気上昇は4年を超え、戦後最長のいざなぎ景気を上回るのは確実と言われ、この景気は10年は続くとさえも言われるようになりました。
そして、いよいよ、金利上昇の時代に入ったのです。

確かに、消費者物価の顕著な上昇がない、消費需要が低迷しているなど金利上昇の条件が整ってきている状況ではないのですが、
1)輸出企業を中心とした企業業績の好調。
2)原油など、原材料価格の急上昇。
3)東京、名古屋を中心に不動産価格の高騰。(銀座などはバブル期なみに高い。)
4)金融機関の不良債権処理の完了と収益の急回復。

など、異常な状態を抜け出た今、正常な金利の感覚が戻ってきたのです。
ゼロ金利とそれに伴う円安により、銀行、大企業は政府から大きな補助金をもらうのと同様の効果を享受して業績を回復してきました。

庶民の1年定期預金金利0.03%(100万円預けて300円の金利)も0.08%に上がりました。「超金融緩和」は、庶民の犠牲の上に成り立つ大企業超優遇政策だったのです。
金利が上がります。まず、住宅ローンで庶民の懐を直撃します。

例、4000万円の借入の場合
金利 2.6%の時 毎月の金利支払い  19万5千円
   3.6%の時 毎月の金利支払い  21万1700円
   4.6%の時 毎月の金利支払い  23万3000円

4%代の住宅ローン金利は過去よくありました。6%の時もありました。何処の銀行も個人の住宅ローンに力入れています。借り換えも含めて有利な契約をしたいものです。
金利が上がると、一般的には円高になりますので、輸入物価が下がります。
これは、庶民には良さそうです。金利上昇をプラスに出来るよう借金は返したいものです。

クイズ
日本の住宅ローン金利は2%台ですが、住宅ブームのアメリカでは
何%くらいなのでしょう?
正解は来週お知らせします。
  

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番号

タイトル

掲示日

348 2010年5月第4週 「新製品」 10-05-24
347 2010年5月第3週 「クレーム」 10-05-17
346 2010年5月第1週 「バッテリー内蔵LED電球」 10-05-10
345 2010年4月第4週 「パナソ\ニック 3D TV 発売」 10-04-26
344 2010年4月第3週 「DISPLAY 2010 SHOWを終えて」 10-04-19
343 2010年4月第2週 「DISPLAY 2010開催」 10-04-12
342 2010年4月第1週 「坂の上の雲」 10-04-05
341 2010年3月第5週 「3D 立体 ゲーム【A列車で行こう】」 10-03-29
340 2010年3月第4週 「3DGoogle Earth」 10-03-23
339 2010年3月第3週 「イスラム教とテロ」 10-03-15
338 2010年3月第2週 「中国のコシヒカリ」 10-03-08
337 2010年3月第1週 「新しい裸眼3D立体デスプレイ」 10-03-01
336 2010年2月第4週 「イラン、トルコと日露戦争」 10-02-22
335 2010年2月第3週 「渋谷パルコの3DとAR イベント」 10-02-15
334 2010年2月第2週 「AR〔拡張現実〕」 10-02-08
333 2010年2月第1週 「3D TV元年」 10-02-01
332 2010年1月第4週 「不正資金 賄賂」 10-01-25
331 2010年1月第3週 「新規上場と成長するアジア」 10-01-18
330 2010年1月第2週 「3D元年」 10-01-12
329 2010年1月第1週 「あけましておめでとうございます」 10-01-04
328 2009年12月第5週 「国家予\算」 09-12-28
327 2009年12月第4週 「革命防衛隊」 09-12-21
326 2009年12月第3週 「ドバイ ショック」 09-12-14
325 2009年12月第2週 「価格 下落」 09-12-07
324 2009年11月第5週 「円高の激震」 09-11-30
323 2009年11月第4週 「世界の朝食 香港 飲茶編」 09-11-24
322 2009年11月第3週 「世界の朝飯」 09-11-16
321 2009年11月第2週 「香港 中国の日本食」 09-11-09
320 2009年11月第1週 「最近の香港」 09-11-02
319 2009年10月第5週 「海外不動産」 09-10-26

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