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2004年 12月 第2週 「崩壊したソ連」

丁度、ソ連が崩壊してロシアに変った頃、ロンドンに行く予定がひょんな事からモスクワで一泊することとなるました。

ロンドンに行く安いチケットを探して行き着いたところが、エアロフロート、ロシア航空でした。
成田―ウラジオストック―モスクワーロンドンで17時間もかかりました。
日本航空の半値でしたので、多少、時間がかかっても仕方ないと出かけました。

飛行機はロシアの誇るイリューシンで、ジャンボよりはるかに小さい機体ながら、エンジンの強さが離陸の加速の速さで感じられました。

朝早く、モスクワに着いて、2時間後に乗り換えてロンドンに向かう予定が3時間たっても、4時間たっても出発しない。
業をにやした乗客の抗議にも関わらず、何の説明も無く、5時間が過ぎた頃になり、
「今日の便はキャンセルになった。ロンドン行きは明日夕方の出発です。」との事、乗客の猛烈な抗議もロシア風顧客無視のサービスには何の効果も無く、羊の群れの様に雪の道を歩いて、ペンキの剥げたバスに乗り込み、以前、高級官僚の別荘であったと言う宿泊所に行きました。

50人ほどの乗客がぶつぶつ言いながらやや古いが、ロシア風の立派なレンガ造りの2階建て別荘の割り当てられた部屋に入りました。
2人、1部屋づつの、ベッドとラジオ以外、何も無い、ガランとした部屋でした。

窓から外を見ると、暗い雪雲の下に林が果てしなく続いていました。
子供の頃、過した新潟の雪空と同じ鉛色でした。

感心したことは、こんな広い建物全体が、部屋だけでなく、トイレ、バスルーム、廊下も暖房が行き届き、暖かい事でした。

午後2時頃になってやっと、朝食兼用の昼食が出るので、交代で大食堂に集まれとの事、豚肉の小間切れのようなものを炒めたものと、野菜を煮込んだスープ、バター、チーズ、それに、やけに堅いパンのメニューでした。

豚肉との事でしたが、豚の脂身と言ったほうが良い料理で、多くの乗客は、ほとんど残していました。
よほどの事がない限り、食べ物に苦情を言った事も無いない私も、さすがに少し付いている赤身のところを選り分けて食べて後、残してしまいました。
堅いパンをスープに漬けて、チーズを載せて、取り合えず空腹を満たしました。

この様な状況になって大人しく言う事を聞く日本人と、何時までも執拗に、抗議し続ける南米から来たラテン系の人達が対照的でした。
その中に、異様な雰囲気の男ばかりの集団が整然とグループで行動していました。
胸に金日成のバッジを着けていましたので、北朝鮮から来たのは分かったのですが、食堂で一緒になった時、一番若そうな紅い頬の少年に「どこから来たか。」と韓国語で、聞いて見ると「ピョンヤン」と言う。
「どこに行くのか。」と分かりきった事を聞くとロンドンと言う。
「日本人か?」「そうだ。」と言葉っを交わしていると、リーダー格の男の鋭い言葉が飛んで、その少年は弾けるように、私から離れて行きました。
北朝鮮の人々を見たのは初めてでした。

乗客全員がソ連のビザを持っていないので、明日の午後まで、宿泊所にいるようにとの事でした。
何も無い宿泊所でどう過せと言うのだろう。

ペルーから来た25才位の女の子2人が外出させろと猛烈に文句を言っていました。
一悶着が収まった後、一番偉そうな、おばさんに、「観光に市内に行けないか?」頼んだ処、150ドルを出せば、1日タクシーを使えるようにするとの事でした。

4人乗りのタクシー1台分で150ドルと言う事ですので、同室のイラン人と、文句を言っていたペルーの女の子2人の4人で行く事になりました。

裏手の調理場の出口を出るとタクシーが待っており、おばさんは運転手に私が渡した10ドル札を渡していました。
多分100ドル札はおばさん、10ドル札5枚は運転手と言う割り振りではないかと思われました。

丁度、体制が変り、ロシアが疲弊している時でしたので、アメリカドルは強烈な力を持っていました。

言わばビザ無しの密入国の形でモスクワの街に向かいました。
陰気なイラン人と陽気でお喋りのぺルーの女の子2人の組み合わせは、賑やかで、全員下手な英語で、ロシアの悪口を言いながら、観光地を周りました。
運転手は親切な人で、赤の広場、クレムリン、巨大な教会、市場、など真面目に周ってくれました。

赤の広場には多くの警官が出ており、ちょっと緊張しましたが、何事もなく、広場脇の路地にある、有名なロシア料理店で運転手も一緒に、食事をしました。

何を注文したら良いか判らなかったので、運転手に任せたところ、長時間、ウエイターと話をして、フルコース頼んでくれました。

何でも良いから早く注文しろと言いたかったのですが、運転手はロシアの世界一美味しい料理を食べさせると国の名誉にかけてウエイターに注文をつけているようでした。

ロシア人サイズで、量が多いのには閉口しましたが宿泊所の料理に比べ、空腹だったこともあり、その美味しさには驚きました。
ロシア料理がこれほど美味しいとは思いませんでした。何と言う料理を注文したのかは、全くわかりませんでしたが、煮込み料理の美味しさは際立っていました。しかも料金は5人で80ドルほどでした。

密入国の観光を終えて夜9時頃、帰って来ると、心配したおばさんがニコニコして迎えてくれました。
この料理の味、値段、と運転手の親切が私達のロシアの印象を劇的に変えました。市場に物乞いをする多くの老人がいたのは痛ましい限りでした。

市場の商品も少なく、寂しい印象でありました。大国ソ連の崩壊の影響が街を覆い、暗い雪空が、その悲劇を象徴しているようでした。しかし、個人的に仲良くなったロシア人は皆とても親切でした。

100ドル儲けたおばさんは、知り合いのエアロフロートの偉いさんに連絡して翌日のモスクワ、ロンドンの私の席をファーストクラスに代えてくれました。
これがロシアへの私の好感度アップの決め手になったのです。

ただ、イリューシンのファーストクラスは食堂の机に4人で座るのと同じ作りで、それほど、居心地の良いものではありませんでした。
今のロシアはその頃と比べ石油、ガスの値段が急上昇した事もあり、はるかに良くなっているようです。
  

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番号

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掲示日

269 2008年11月第2週 「景気」 08-11-10
268 2008年11月第1週 「ドバイ3」 08-11-04
267 2008年10月第4週 「ドバイ GITEX Show」 08-10-27
266 2008年10月第3週 「ドバイのショー」 08-10-21
265 2008年10月第2週 「訳あり 激安 パソ\コン」 08-10-12
264 2008年10月第1週 「パチンコ」 08-10-07
263 2008年9月第5週 「パチンコ、パチスロ市場」 08-09-29
262 2008年9月第4週 「日本の家庭の金融資産1599兆円」 08-09-22
261 2008年9月第3週 「予\科練出身の韓国人」 08-09-16
260 2008年9月第2週 「最近の深セン東莞」 08-09-08
259 2008年9月第1週 「不景気」 08-09-01
258 2008年8月第4週 「北京 オリンピック」 08-08-25
257 2008年8月第3週 「フレー、フレー ニッポン!」 08-08-18
256 2008年8月第2週 「竹島問題」 08-08-11
255 2008年8月第1週 「政治の力、金が無くても出来る事」 08-08-04
254 2008年7月第5週 「やせる為の食事の時間」 08-07-28
253 2008年7月第4週 「狐とたぬき」 08-07-22
252 2008年7月第3週 「深刻なアメリカ経済」 08-07-14
251 2008年7月第2週 「ユダヤと日本 U」 08-07-07
250 2008年6月第5週 「医療保険」 08-06-30
249 2008年6月第4週 「ビジネス構\築十\ヶ条」 08-06-23
248 2008年6月第3週 「秋葉原通り魔と未婚率」 08-06-16
247 2008年6月第2週 「タバコが1箱1000円、チューインガム1000円」 08-06-09
246 2008年6月第1週 「日本とユダヤ人」 08-06-02
245 2008年5月第4週 「アメリカのガソ\リン価格」 08-05-26
244 2008年5月第3週 「ユダヤ人」 08-05-20
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