ホームサイトマップお問い合わせ
世界の良品 ラブロス ラブロス 会社案内 ラブロス 事業内容 ラブロス 商品紹介 ラブロス ニュース
 
お問い合わせ
ラブロス ダイレクト PC販売
携帯・スマホのSIMフリー専門店ワールドモバ
amazon ラブロスダイレクト アマゾン店
ダイレクトのつぶやき 裏話やお得な情報などなど
Yahoo!オークションストア ラブロス
MagicTube MT24W マジックチューブ
MagicBulbパッと! マジックバルブ パッと!
Hantekデジタルオシロスコープ
バッテリー内蔵LED電球 MagicBulb
iPhone修理
MagicBulbパッと! マジックバルブ パッと!

2005年 4月 第2週 「企業買収」

ホリエモンによる日本放送株式買収以来、企業買収が大きな話題になっております。

1980年代から90年代にかけてアメリカでは、猛烈な企業買収M&Aが行なわれました。私が経験したM&Aは、ブームに乗って、意図して行なったものではありませんでした。

取引先が破綻してやむえず買収したもので、その再建には非常に苦労しました。
買収にあたっては、大量の書類のやりとりを弁護士を通して行いましたが、兎も角、中途半端な私の英語力では、全く手におえず、日本人のアメリカの資格を持つ弁護士に頼んで手続きの全てをやってもらいました。

それでも、当事者として裁判所にも何回か出廷して証言いたしました。
「通訳を通すより、へたでも、自分の口で証言した方が良い」とのアドバイスを受けて、通訳無しで弁論いたしました。

自分の言わんとするところが伝わっているかどうか、不安ではありましたが、全面的にこちらの意向を汲んだ採決をしてもらいました。

若い時、自己流で英語を勉強しただけでは、本格的な係争になると手が出ません。

これからの若い人が世界で働く為には、一定以上の水準の英語力が必要と痛感いたしました。肌の色が違っても、体格で劣っても、言葉が通ずれば何とかなります。言葉が通じなければ、手の打ちようが無い。

買収した後は、80名ほどの社員を統率して如何に業績を上げるか腐心しました。日々の業務を日本から、的確に指示する事は容易な事ではありませんでしたが、アメリカ人の社員が予想以上に頑張ってがんばってくれました。

買収より、その後の経営が如何に困難か身をもって知りました。幸い、副社長のアメリカ人が指導力のある男で、業績は回復し、アメリカ国内でそれなりに知られる会社になりました。しかし、それ以上にはなかなかなりません。

そうこうしている内に、M&Aのブームがおこり、NASDAQ上場企業から買収の申し入れがありました。漠然と、「我々にはアメリカの会社の経営をする能力が無いのでは」と感じていただけに、渡りに船と承諾いたしました。

その時既に、アメリカには複雑な企業買収手法が確立されており、買収する会社にとって、リスクを最小にする方法が取られていました。私達に提示された条件は日本では考えられないものでした。

1) 最初の現金の出費を20%程度とする。

2) 残り20%の現金の支払いは、1年後、計画通り業績が上がった時だけ支払い、計画が未達の場合は支払い義務を負わない。

3) 60%は株式交換とするが、60%を3分割して、それぞれ20%は、 6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月後でなければ売れない。

4) 更に、将来、知り得なかった新たな損失が発見された時は、その分は補填すると言う瑕疵条項も付いていました。

大雑把に言ってこのような条件でありました。あくまでも、相対の交渉により条件が決まり、如何様にも買収条件を決定出来ました。

この条件は売り手である我々には不利な条件でしたが、経営のビジョンを持ち得なかった私は、何としてもまとめ上げたかったので、大筋で合意し、実行しました。アメリカのビジネスを継続して実行する人材がいない我々に、他の選択肢は無かったのです。

日本の様に様々な規制により制約を受ける事はなく、自由且つ、ダイナミックにM&Aが進行していました。弊害も多くあった様ですが、アメリカ経済の活性化に資した事は間違いないと思います。

その後、アメリカでいくつかの企業投資を行ないましたが、大きな投資になると、ファイナンス会社、保険会社、コンサルタント会社、弁護士、会計士も参加して、少額の資金で大きなM&Aを実行していました。

私のような従来型の経営者にとっては、虚業の匂いすら嗅ぎ取れるようなファイナンスが、大規模に行なわれて、科学的なリスク回避策が複雑に取られていました。

日本も規制緩和、税制改正により、あの頃のアメリカのような手法が取られるようになってきました。

転換社債の下方条項などは、従来の株主の利益を侵すとの事で、実行を躊躇されていたのですが、ライブドアの資金調達を嚆矢として、続々と後に続く企業が出てきています。

この手法は1歩間違うと、発行会社に著しい高コストの資金調達となり、最終的には、既存株主の利益を大きく毀損させることにつながります。

実力以上の株式数は、発行会社にとって将来の活動の可能性を大きく縛る事にもなります。

華やかな話題の影で、ライブドアの人材不足による買収の行きづまりと、破綻の可能性が言われ始めています。

獅子奮迅のホリエモンの活躍に声援を送りたいのですが、日本放送の50%を超える株取得後、かなり、分が悪くなってきたとささやかれています。現実策として、この大量の株を売り抜ける方法を考えるべきではなかろうかと愚考する次第です。

確かにホリエモンの殴りこみで、日本も新しい時代に入ってきた事は間違いないようです。ビジネスにおいては、こんな馬鹿なと思う提案もどんどんやるべきですが、法的要件は常に満たしていなければなりません。今、まさに改革期で、M&Aの時代ですが、実力以上のM&Aは明らかに異常です。
  

[total : 730]
( 16 / 25 )

番号

タイトル

掲示日

280 2009年1月第4週 「ブラジル」 09-01-26
279 2009年1月第3週 「安い食べ物」 09-01-19
278 2009年1月第2週 「へぎそば」 09-01-13
277 2009年1月第1週 「新年 明けましておめでとうございます」 09-01-06
276 2008年12月第5週 「景気の底」 08-12-29
275 2008年12月第4週 「最近の韓国」 08-12-22
274 2008年12月第3週 「商人に与う」 08-12-15
273 2008年12月第2週 「100年に1度の危機 とまらない価格の下落」 08-12-08
272 2008年12月第1週 「携帯電話リサイクル」 「都市鉱山」 08-12-01
271 2008年11月第4週 「株式投資」 08-11-26
270 2008年11月第3週 「景気2」 08-11-17
269 2008年11月第2週 「景気」 08-11-10
268 2008年11月第1週 「ドバイ3」 08-11-04
267 2008年10月第4週 「ドバイ GITEX Show」 08-10-27
266 2008年10月第3週 「ドバイのショー」 08-10-21
265 2008年10月第2週 「訳あり 激安 パソ\コン」 08-10-12
264 2008年10月第1週 「パチンコ」 08-10-07
263 2008年9月第5週 「パチンコ、パチスロ市場」 08-09-29
262 2008年9月第4週 「日本の家庭の金融資産1599兆円」 08-09-22
261 2008年9月第3週 「予\科練出身の韓国人」 08-09-16
260 2008年9月第2週 「最近の深セン東莞」 08-09-08
259 2008年9月第1週 「不景気」 08-09-01
258 2008年8月第4週 「北京 オリンピック」 08-08-25
257 2008年8月第3週 「フレー、フレー ニッポン!」 08-08-18
256 2008年8月第2週 「竹島問題」 08-08-11
255 2008年8月第1週 「政治の力、金が無くても出来る事」 08-08-04
254 2008年7月第5週 「やせる為の食事の時間」 08-07-28
253 2008年7月第4週 「狐とたぬき」 08-07-22
252 2008年7月第3週 「深刻なアメリカ経済」 08-07-14
251 2008年7月第2週 「ユダヤと日本 U」 08-07-07

[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][Next 20]

  

 

  株式会社ラブロス
All right reserved. LABROS,Inc.
TEL:03-6858-8004 FAX:03-6858-8006 E-mail:info@labros.co.jp